牝馬を語りたい②

ユーバーレーベンの引退。

個性的な花が集まった21年世代の美しさと儚さを感じました。

どうか元気に過ごして優しいお母さんになってほしいですね。

そんな21年世代のお話。

 

 

牝馬推しの入り口となったソダシの同期には個性豊かな女の子ばかり。

その中で一際目を引いたのが、ヨカヨカでした。

 

この可愛らしい表情がたまらない…。

 

熊本産馬としてニュースに取り上げられていた事から興味を持つようになった彼女。

そして同郷であるルクシオンの悲しい話を知り、「九州産の星」と呼ばれるこの子は熊本の大きな期待を背負って頑張っているんだと、更に応援したくなりました。

 

北九州記念

実質最後のレースになってしまった本レース、地元凱旋の期待も込めて初めてネット馬券を買いました。単勝。純粋に頑張れ、と思いを込めて。

最後の直線、外から差し迫ってくる姿を画面越しに観た時の胸の高まりと、グッとくる感情は今でも覚えています。

鞍上の幸さん、谷調教師にもこのレースにかける想いがそれぞれあって、それが1つの力になった結果だったと思う。

たくさんの夢を背負ったヨカヨカが大きな一歩を踏み出した瞬間だったと思います。

news.netkeiba.com

 

 

9月22日。

丁度知人に「最近競馬を観始めた」という話をしてて、ヨカヨカの話もしたところでした。次走の重賞も楽しみって。

知人と別れてから目に入ってきたニュース。

 

調教中の骨折により競争能力喪失、引退。

 

帰り道、どうやって帰ったっけ。心ここに在らずだった事だけは覚えてる。

引退?競争能力喪失?もう二度と走れないの?もう会えないの?

頭が混乱してたけど、一つずつ情報を確認して理解していった。

一歩間違っていたら命も助からなかった。

骨折時の状況がルクシオンと似ているのもあって、彼女がヨカヨカの命を守ってくれたのだろうかと、勝手に思ってしまった。

 

ネットでヨカヨカにスポットを宛てたコラムや番組を観ると関係者の熱い想いや、無念さが伝わってきて辛かった。

その一方で、本当にたくさんの人に愛されてる子なんだと改めて知ることもできた。

怪我が治って繁殖入りが決まり、退厩するときに被せられた北九州記念時のメンコは「嫁入り道具」だそう。

 

 

お別れの写真から愛が溢れてて…泣けてしまった。

何なら今も文字打ちながら泣きそう。

 

本音を言えばもっと走ってる姿を見たかったな。

でも、それ以上に命が助かって良かった。

ああ、なんて可愛いんだろう。

素敵な夢を見せてくれてありがとう。

寂しいな、どうか元気でね。

 

そんなヨカヨカは今月7日にお産を迎えます。

まずはどうか、母子共に無事でありますように。

私も近々、アイドルホースとしてぬいぐるみになったヨカヨカをお迎えしたい。

 

競馬はロマンの言葉の意味を知った、21年世代の推しの話でした。

 

 

そい